喪主の挨拶 文例集|場面別の例文と注意点
喪主の挨拶は、緊張で言葉が出てこない方がほとんどです。この記事では、通夜・告別式・出棺・精進落としなど場面別にそのまま使える文例を紹介します。基本構成と忌み言葉も合わせて確認しておきましょう。
喪主の挨拶の基本構成
場面によって細部は変わりますが、基本の流れは共通です。
- 参列者へのお礼
- 故人との関係・略歴の紹介
- 生前のお世話への感謝
- 遺族への今後の支援のお願い
- 結びの言葉
長くても3分以内、文字にして500〜700字程度が目安です。短くても問題ありません。
場面別 喪主の挨拶 文例
① 通夜での挨拶(通夜の終わり)
父は○月○日、○歳でその生涯を閉じました。生前は皆様に大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
明日の葬儀・告別式は○時より、当式場にて執り行う予定でございます。ご都合がよろしければ、お見送りいただけますと幸いです。
なお、ささやかではございますが、別室に通夜振る舞いの席を設けております。お時間の許す限り、父の思い出話をお聞かせいただければと存じます。
本日は誠にありがとうございました。
② 告別式での挨拶(出棺前)
父は○月○日、○歳で永眠いたしました。長く患っておりましたが、最期は家族に見守られ、穏やかに旅立ちました。
生前は皆様に格別のご厚情を賜り、本人もさぞかし喜んでいることと存じます。心より御礼申し上げます。
残された家族一同、父の教えを胸に力を合わせて参りますので、今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
③ 出棺時の挨拶
父は皆様に温かく見守られ、安らかに旅立つことができました。
家族を代表して、心より御礼申し上げます。
本日はありがとうございました。
④ 精進落とし開始の挨拶
皆様のおかげで、滞りなく葬儀・告別式を終えることができました。父も安心していることと存じます。
ささやかではございますが、精進落としの席を設けました。父の思い出話をしながら、ゆっくりお召し上がりください。
本日は本当にありがとうございました。
⑤ 精進落とし終了(お開き)の挨拶
皆様から父の思い出話をたくさん伺うことができ、家族にとっても大変ありがたい時間となりました。
名残は尽きませんが、本日はこれにてお開きとさせていただきます。お気をつけてお帰りください。
本日は誠にありがとうございました。
挨拶で避けるべき「忌み言葉」
葬儀の挨拶では、不幸を連想させる「忌み言葉」を避けるのがマナーです。
たびたび、重ね重ね、ますます、しばしば、いよいよ、再三、次々、追って、続いて
死亡、死ぬ、急死、生きていた頃 → 「永眠」「逝去」「ご生前」などに言い換える
仏式では「成仏」「冥福」を使うが、神式・キリスト教式では使わない。神式は「帰幽(きゆう)」、キリスト教では「召天」「天に召される」などを用いる。
緊張しないためのコツ
① 紙を見ながら読んでもOK
暗記する必要はありません。むしろ紙を見ながら読む方が、落ち着いて気持ちを込められます。参列者も内容を聞いてくれます。
② ゆっくり話す
普段の1.5倍くらいゆっくり話すイメージで十分です。途中で言葉に詰まっても気にせず、深呼吸をしてから続けましょう。
③ 短くて構わない
1〜2分の短い挨拶でも全く問題ありません。形式にこだわるより、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
どうしても挨拶が難しい場合、生前に故人本人がメッセージ動画を残しておくと、故人の声で参列者へ感謝を伝えることができます。喪主の負担も軽くなり、参列者にとっても忘れがたい時間になります。
想いを「声と表情」でも残しませんか?
故人の言葉を動画で残すことで、葬儀の挨拶もぐっと心に残るものになります。宮城県でメッセージ動画と葬式スライドショーを制作しています。修正は何度でも無料です。
よくある質問
喪主の挨拶は何分くらいが適切ですか?
1〜3分が目安です。長すぎず、感謝の気持ちが伝わる長さで十分です。
家族葬でも挨拶は必要ですか?
家族葬の場合は省略するケースもあります。ただし通夜振る舞いや精進落としの開始時に一言述べると、参列者にとっても区切りになります。
挨拶が苦手な場合、代理を立てられますか?
はい、配偶者や長子など他の親族が代理で挨拶することも可能です。事前に葬儀社に伝えておきましょう。
原稿を読みながら挨拶しても失礼ではないですか?
全く失礼ではありません。むしろ落ち着いて気持ちを込められるため、推奨されることも多いです。